★土岐正造とその仲間が雑多な興味の対象について、好き勝手に書き散らすBlogです。
 
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一澤帆布・骨肉の争いに決着か?
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     このニュース、角川書店の骨肉の争いを思い出すんですよね。角川春樹社長(当時)が、息子への禅譲をスムーズにするためか、社内で発言力が大きくなりつつあった歴彦副社長(当時)を追い落とすための逆クーデターだったとも言われる政変だったのですが、結果的にその歴彦社長に多くの社員がついて行ったという状況でした。結果的に、息子のホモセクハラ事件で後継者をまず潰してから、春樹社長の麻薬使用発覚という大事件がリークされ、歴彦社長誕生という出版業界を揺るがす事件に発展したのですが。

    【「一澤帆布」遺言訴訟、前社長側が逆転勝訴 大阪高裁】朝日新聞

     布製かばんで知られる「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市)の先代の会長が残したとされる遺言書の真偽をめぐる訴訟で、大阪高裁は27日、遺言書を無効とする判決を言い渡した。

     先代会長の一澤信夫氏の三男の前社長・信三郎氏(59)の妻が長男の現社長・信太郎氏(63)らを相手に、遺言書の無効確認などを求めていた。信太郎氏側は上告する方針。

     大和陽一郎裁判長は、訴えを退けた一審・京都地裁判決を取り消し、「重要な文書なのに認め印が使われるなど極めて不自然。真正な遺言書とは認められない」と述べた。
     他の記事やウィキなどを併せて読みますと、もともと弁護士立ち会いのもとに開封された遺言書では、株の過半数を三男に残し、残りを四男に、銀行預金などを長男に残すという内容だったそうです。ところが、その数ヶ月後に長男が別の遺言書を持っていると言い出し、内容は株の80%を長男に、残りを四男に渡すという、最初の遺言書がバランスを考えた物であるのに対して、かなり極端な内容でした。もちろん、三男としてはそんな内容は認められないので、裁判を起こしたのですが、第2の遺言書が有効と認められ、取締役も解任されました。

    けっきょく、職人として亡父に全幅の信頼を受けていた三男に職人達が追従し、伝統ある一澤帆布は一時休業に追い込まれ、新たに職人を補充して営業再開し、三男は新たな会社を作っていがみ合うという状況だったわけですが。今回、三男の妻が起こした訴訟で、怪しさ爆発だった第2の遺言書が無効とされたわけで、これは歴彦社長復帰の流れと同じことが、一澤帆布にも起こる可能性が高いですね。そうなった場合、長男と三男は遺言偽造ということですべてを失う可能性がありますね(三男がそこまで追い込むかは不明ですが)。

    兄弟というのは、憎みあうととことん行ってしまうのですが。漫才師のコンビの場合は、兄弟のほうがケンカをしても長続きする場合が多いんですが、銭金がからむと帰って鬼になるんでしょうね。勝手な推測ですが、いくら技術的には父親を継承したとはいえ、莫大な利益を生む一澤帆布の多くを三男が継承することには、納得が行かないのでしょうけれども。相撲の親方株といっしょで、外部の人間が継承してもしょうがない物ですしね。けっきょく、株式を押さえても職人がついていかなければ、看板だけになるし。

    長男四男連合がどのような巻き返しを仕掛けるかわかりませんが、状況的にはかなり厳しくなったのではないでしょうかね。
    【2008.11.28 Friday 12:00】 author : 土岐正造
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      【2017.07.20 Thursday 12:00】 author : スポンサードリンク
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