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映画・書評・音楽

映画:パプリカ

 今年159本目の映画(洋画59本・邦画80本・アジア映画6本・洋画アニメ4本・邦画アニメ10本)です。といっても、新作ではなく、近所の映画館でのリバイバル上映ですけども。今敏監督といえば、個人的には2001年の『千年女優』で衝撃を受け、『東京ゴッドファーザーズ』で評価を高めたんですが、マニアの評価と一般の評価はズレているようで。本作は筒井康隆原作の小説を元にしているんですが、原作の持っている雰囲気をどこまで再現できるかがキモ。凡庸な監督だと、原作ファンの反発を受けそうですが……。

『パプリカ』

●見どころ
筒井康隆の傑作SF小説を、「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督がアニメ化。他人の人格を破壊する危険な装置をめぐり、精神世界で少女と悪人が戦うサイコ・サスペンスだ。

●ストーリー
精神医療の研究所に勤める敦子は、極秘の治療を行なうとき、対象者の夢に入り込み“夢探偵”パプリカに変身する。ある日、研究所から未完成の機器3台が盗まれた。彼女は真犯人を突き止めるため、関係者の夢に潜る。

※以下ネタバレがありますので、読み進める方は自己責任でお願いしますm(__)m

評価:
今敏,筒井康隆
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
Amazonランキング: 4871位
 原作のイメージかという意味では、原作を越えているかも知れません。もちろん、小説という表現手段とアニメという表現手段の違いがあって当然なんですが、アニメならでは・アニメにしか出来ない表現という意味では、素晴らしいと思います。もちろん、CGでも可能なんでしょうが、こういうテンポの良さとかはアニメならではないでしょうか。元々、『千年女優』でも現在と過去が交錯する複雑な展開を、無理なく見せていましたしね。そういう意味では、適任といえば適任の監督でしょう。

ただ、尺がちょっと短めで、ムリヤリ内容を詰め込もうとした感じがして、原作ファンには削った部分や急な展開を脳内で補完して読めるのですが、アニメ単品としてみた場合には、ちょっとわかり辛いかもしれませんね。まぁ、ここら辺は枝葉を落としてコンパクトにまとめているという点では、評価できる点でもあるのですが。こういう現実とバーチャルが交錯する展開ってのは、一歩間違うと馬鹿馬鹿しい展開やグチャグチャになってしまう危険性があるんですけどね。

良い原作に、良い監督、良い脚本、良い演出、加えて声優陣も実力のある人間を揃えています。でも、大傑作かといえば、地味な良作に留まっている感じですね。『千年女優』も地味な良作なんですが、出来的には『千年女優』の方ですかね。まぁ、『千年女優』もリバイバル上映されるようなので、詳しくはその時に語りますが。作品のクオリティーは必ずしも大衆の評価とは一致しないし、セールスとも一致しません。しかし、クオリティーの高さを維持すること自体には、大きな意味があると。問題は、次回作で今監督が何を出してくるか、なんですが。

   

   
  • 2008.11.14 Friday
  • 14:30

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  • 2019.08.26 Monday
  • 14:30
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 今年163本目の映画(洋画60本・邦画82本・アジア映画6本・洋画アニメ4本・邦画アニメ11本)です。と言っても、コチラも先日の『パプリカ』に続くリバイバル上映ですが。作品自体はDVDで何回も見ています。時空を超えて展開するその虚実の上手さが心地よくて、好きな作
  • 平成鸚鵡籠中記
  • 2008/11/18 2:00 PM
 今年166本目の映画(洋画60本・邦画84本・アジア映画6本・洋画アニメ4本・邦画アニメ12本)です。と言っても、近所の映画館でのリバイバル上映ですが。本当は、今敏監督作品と言う事で『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』『千年女優』の順番で上映されたんですが
  • 平成鸚鵡籠中記
  • 2008/11/25 3:04 PM