2008.02.20 Wednesday
日本アカデミー賞批判
JUGEMテーマ:映画
……を、ZAKZAK(夕刊フジ)がやっています。『恋空』の新垣結衣が話題賞と新人俳優賞を受賞している時点で、ただのお手盛り映画賞と言うのは明らかなので、自分にとってはどうでも良かったんですが、ネット上ではかなり批判されているようですね。『東京タワー』もけして悪い映画ではないでしたが、個人的には『それでもボクはやってない』の方が、問いかける物は大きかったと思います。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は何も残らない、どうでもいい作品でしたが(笑)。
●【「東京タワー」が5冠? 日本アカデミーの仕組み】ZAKZAK
受賞者もファンも驚いた。15日に発表された第31回日本アカデミー賞で、大本命の「それでもボクはやってない」ではなく「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が最多の5冠に輝いたからだ。伏兵に栄誉をもたらした日本アカデミー賞って、どんな仕組みなのか。
授賞式当夜。最優秀助演男優賞の小林薫(56)が、最優秀主演女優賞に輝いた樹木希林(65)を指して「この人、さっきから組織賞、組織賞って言うの。失礼だよ〜」と笑いながら紹介した。主演のオダギリジョーは(32)は「違う作品だと思っていました」とポロリ。樹木も、「私が審査員なら違う作品を選んでいました」と語るなど、選ばれた側に流れる不思議な空気がテレビ中継からも伝わった。樹木はスピーチで、「この賞が、名実ともに素晴らしい賞になっていくことを願っています」と述べている。
まぁ、映画の評価なんてしょせんは主観ですから。たとえば評価が高い『夕凪の街 桜の国』ですが、原作ファンからすると正直イマイチ。原作読んでいなければ、もっと高く評価できたんですが。麻生久美子の演技は良かったんですけどね。最優秀脚本賞を受賞した松尾スズキの脚本と言うことなら、『クワイエットルームにようこそ』の方が、はるかに出来が良いのではないでしょうかね。ヒットした作品に賞をあげるのなら、賞なんて無意味ではないかと。観客動員上位から順にあげればいいだけの話。
もちろん、出来が良くて観客動員もいい作品が大きな賞を取るべきですが、それ以外のサブの賞は、映画人としてのプロが見て妥当な作品に与えるべきではないかと。自分は『恋空』とか『西遊記』とカクッだらねぇ作品だと思いますが、そういう作品はヒットと言う最大の栄誉を得ているんですから、さらなる賞は要らんですしね。もっとも、そうなると団塊の世代のオヤヂ達が『サウス・バウンド』辺りを評価しちゃう危険性がありますが(笑)。けっきょく、あの手の賞は最大公約数になってしまうので、意味がないです。
だったら、自分がすごいと思う評論家のベストテンを拝聴した方が、よほど意味があるのではないでしょうかね。少なくとも、淀川長治さんがどんな作品を評価していたか、賛成するにしても反対するにしても、議論の叩き台になりますから。そういう意味では、東京スポーツ映画大賞が一番価値基準がハッキリした映画賞ですね。作品賞に該当作品なしと言う点では、確かに一昨年よりも作品が小粒だった感がありますね。
【第17回東京スポーツ映画大賞】
作品賞:該当なし
監督賞:周防正行「それでもボクはやってない」
主演男優賞:オダギリジョー「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
主演女優賞:風吹ジュン「魂萌え!」
助演男優賞:正名僕蔵「それでもボクはやってない」
助演女優賞:加藤治子「魂萌え!」
新人賞:北乃きい「幸福な食卓」
外国作品賞:「ドリームガールズ」
特別作品賞:「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」「監督・ばんざい!」
監督・ばんざい!賞:ビートたけし、石橋冠「点と線」(テレビ朝日)




































