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パソコン&ネット

QuickTime 7.2とMicrosoft帝国崩壊

昔、AppleにとってQuickTimeは“至宝”といわれた存在でした。何しろ1990年代は「マルチメディア技術」というのが、未来を象徴する技術でしたからね。MicrosoftのWindowsOSの伸長によって、WindowsMediaPlayer(WMP)の方が市場的には多数を占めるようになったのですが、iPodの爆発的なヒットとiTunesの普及で、QuickTimeのインストールベースはかなり増えましたからね。Pro版でなくても全画面表示機能を搭載するなど、WMPとの覇権争い、いよいよ本気で勝ちに行くつもりなんですかね?

【アップル、「QuickTime 7.2」リリース--セキュリティ問題8件を修正】CNET

 「QuickTime 7.2」には、フルスクリーン再生や「iPhone」のさまざまなオプションに加え、8件の重要なセキュリティに関する修正が含まれた。今回のアップデートは、「Mac OS X v10.3.9」「Mac OS X v10.4.9」「Windows XP」「Windows Vista」のユーザーに関連するものである。QuickTimeのアップデートは、AppleのMac OS XおよびWindowsユーザー向け「Software Download」で入手可能である。
 MicrosoftもAppleの伸長に危機感を覚えたのか、Internet ExplorerのMac版開発を中止し、VirtualPC for Macの開発を中止し、WMPのMac版開発を中止しと、AppleへのSwitchを阻止する方向で動いています。たぶんこのままいくと、Office for Macも2008バージョンを最後に、開発打ち切りとか言い出しそうな勢いですね。Microsoftの場合は、OSの圧倒的なシェアはもちろんですが、ブラウザのInternet Explorer・MicrosoftOffice・WMPの圧倒的なシェアという四本柱が、ガッチリとスクラムを組んでいるのも大きいですからね。

しかし、Officeは廉価な互換ソフトや無料ソフトが多く出回り、メディアプレイヤーはQuickTimeも含めてライバルが多く、Internet ExplorerはFirefoxというライバルの台頭で、その圧倒的なシェアもどんどん陰りが見え始めていますね。そうやって考えるとAppleの戦略は、元々そこそこ以上のシェアがあるQuickTimeのシェアをiTunesとの連帯でWMPと互角か凌駕するところまで持っていき、iWorkでMicrosoft Officeの領域を浸食し、Windows版SafariとiPhone用SafariによってInternetExplorerのシェアを削る……と。

逆に、MicrosoftにはないiTunesというキラーコンテンツを持っている分、Appleはアドバンテージになる部分もありますしね。Flip4Macによって、WMPのファイルをQuickTimeに返還して再生できますしね。Microsoftの四本柱は、その力の源でもあるOSですら、ウェブベースのソフトがどんどん浸透していくと、その意味をなさなくなってしまいますしね。Windows95以来、栄耀栄華を極めてきたMicrosoft帝国も、いよいよ崩壊の時を迎えつつあるのでしょうか。ジョブズのApple復帰と電撃的な和解によって、Microsoftは虎をのにはなったのかもしれませんね。
  • 2007.07.13 Friday
  • 00:00

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  • 2020.05.26 Tuesday
  • 00:00
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Comment
WMPもDRMのかかっているコンテンツが増えていて、Macに辛くあたっているような気が。

QuickTime7.2ですが、Windows2000が対応から外されています。ちょっと早すぎないかなあと。iTunesは2000に対応。不思議なんです。
  • しろとら
  • 2007/07/13 3:48 PM
そういう部分での企業同士の激しい駆け引きは、傍観している分には面白いのですが、ユーザーとしてはちょと微妙ですね。Windows2000なんて、つい最近発売されたような感覚なんですが……。単に自分が時間の流れについていけないオッサンになっただけなんですけど、もうちょっとサポートしても。あ、でもMacはJaguarのサポートもアレがナニだし。

ユーザーとしては10年でも20年でもサポートしてくれれば、新たな出費はハードの買い換え分だけですむので。しかし、いつまでも古いOSやソフトに執着されると、パソコン全体の利便性が向上しないし。どこできるかというのは難しいですね。Appleは技術革新を優先して、結果的に多くのユーザーを切り捨ててきましたからね。そのおかげで、利便性は飛躍的に向上しましたが。

パソコンも、メールとネットをするだけならば、枯れた存在になりつつありますしね。Windowsに取って代わったOSも、同じジレンマに陥るんでしょうけれども。
Microsoft帝国は崩壊しないでしょう。理由はユーザですよ。使いづらいとわかっていてもその使い慣れた環境を捨てきれないのです。Windows OSが好きでなくともWindowsマシンは捨てません。会社の仲間にFireFoxやThunderbirdの使いやすさ(会社はWinしかありませんので)をデモして
「うわーすごいねー、オレもこれにしよ〜」といったものの彼らは未だに
IEと振り分け設定もされていないOEを使い続けています。彼らでもMicrosoftの悪口は言います。それでも同社のロゴ入りマウスやキーボードを愛用しています。年をとればとるほどこの傾向は強いようで、switchは困難でしょう。
このようなユーザがMicrosoft帝国を支え続けるのです。
  • 310K
  • 2007/07/15 11:48 AM
そういう話は、QWERTYキーボードが未だに主流なことを例に、このブログではさんざん語っているんですが……。まぁ、過去エントリーを読まれていないのなら仕方がないことですが。

Windowsを使い続ける人間はこれからも多いでしょうが、永遠に故障しない訳でもありますまい。その人達はXPを使い続けて、数年後に使用機種が壊れたときに、他に選択肢がなくて渋々Vistaに乗り換えるでしょうけれど、買い換え需要が過去のような収益を生まなければ、Microsoftの収益は大きく減じるでしょうし、Officeの利益源もそれに追い打ちを掛けるでしょう。現実、Vistaは雑誌が必死に煽った割りに、ヒットしているとは言い難い状況ですよね。

Windowsを使う人もInternetExplorerを使う人もなかなか減らなくても、Microsoft自体が現在の事業規模を維持できなくなる可能性は高いのです。Xboxの故障率の高さやZuneも成功しているとは言い難い、鳴り物入りのUMPCも……という状況ですから。

Appleは、BootCampや仮想化ソフトによって、「MacでXPを使わせても、XPからVistaに乗り換えさせない」ことを戦略として採れば、Windowsユーザーは一杯いるのにMicrosoftはどんどん減収減益となる状況が生まれますので。5年程度のスパンでは難しくても、10年後には現状の圧倒的なWindows寡占状態が崩れれば、それで崩壊と見なしてよいのではないでしょうかね。
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会社のパソコンもWindows XPをダウングレード権行使してWindows2000で使っているくらい2000信者でありますが、ついにQuickTimeでWindows2000が見捨てられました。 以前QuickTimeをこき下ろしたこともあるように、嫌いと言えば嫌いなんですが、.movなんかでデータを送ら
  • 煤式自動連結器
  • 2007/07/30 1:14 AM