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政治批評

沖縄科学技術大学院大学(OIST)に財務省が難癖

 沖縄科学技術大学院大学はWikipedia先生によれば、予算のほぼ全額を政府からの補助金に拠っているという、やや特殊な立ち位置の大学院大学です。神経科学・数学/計算科学・化学・分子/細胞/発生生物学・環境/生態学・物理学・海洋科学に大別される7分野で、分野横断の学際的研究を行っているとか。やや筑波大学に近いですが、大学院大学で科学技術に集中した形態が、特異です。それが論文の質の高さで東大を抜いたため、財務省がイチャモンに近い批判を繰り広げたようです。

【東大抜いて日本1位、世界9位のOISTは「高コスト」? 財務省指摘に大学側は成果強調】琉球新報 

 【東京】内閣府は12日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)学園の今後の諸課題を議論する検討会を開いた。財務省が6月に公表した予算執行調査で「高コスト構造」と指摘したことに対して、OIST側が「(他と比べて)高コスト体質だから、それを改めなさいという結論に一気になっている。(コストがかかっても研究水準を高める)政策的な判断、価値判断が見られない」と反論した。世界最高水準の教育・研究拠点を目指すOISTと他大学を比較することに疑念を呈した。

 高コスト構造の抜本的な見直しを求められたことに対し、OISTは「設立から8年という短期間で卓越した研究成果を上げている」と強調。質の高い論文の割合を調べた英科学誌ネイチャーの調査で、東大を抜いて日本1位、世界で9位になったとし「経費効率は世界の競争相手と同等だ」と訴えた。 

 内閣府主導で、予算をかけてノーベル賞級の科学者を招聘して、先端科学を研究させる目的の大学が、期待通りの結果を出した。どこにイチャモンをつける余地があるのかと思うのですが、財務省はコストについて文句を言ってるようです。「2位じゃダメなんですか」と寝言を言った民主党政権時代の議員さんがいましたが、科学技術は結果が全て。まさかノーベル賞一個につき予算がいくらなんて費用対効果を、財務省は言い出すつもりではないでしょうね? だとしたら、財務省は解体すべき。

 沖縄科学技術大学院大学は、《研究費を含む運営費に162億5千万円、第5研究棟の建設などに40億5千万円を要求》しているのだそうですが。財務官僚は東京大学が多いので、東大が抜かれたことが悔しいのかもしれません。何しろスーパーカミオカンデに104億円、ハイパーカミオカンデに675億円を投入して、東大閥にノーベル賞を取らせたぐらいですから。カミオカンデの功績は認める自分ですが、その投入に費用対効果を論じたのでしょうか? そんなことはないですよね。

 財務官僚は東大を頂点とするヒエラルキーを構築したいのでしょうが、官僚養成学校の東大とは別に、科学技術で旧来の大学とは異なる権威を構築することに、意味があります。
  • 2019.09.16 Monday
  • 21:00

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  • 2019.10.24 Thursday
  • 21:00
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