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自然科学・蘊蓄

天然ガスを喰らう微生物

 興味深い研究です。日本の油田から、石油を分解する細菌が見つかったことがあるのですが、この最近を別の条件下に置くと逆に、石油を生成することがわかりました。この天然ガスを分解する細菌が、石油精製最近のように天然ガスを生成するかどうかは分かりませんが、こんな生物がいるんだということが驚きです。記事によれば、天然ガス田によっては、天然ガスの半分をこの細菌が消費してしまってるところもあるとか。この細菌をうまく抑制したりコントロールできれば、単純計算で産出量が2倍になる天然ガス田も。
【ガス田の天然ガスを微生物が食べていた、東京工業大学が発見】大学ジャーナル  東京工業大学のアレキシー・ジルベルト(Alexis Gilbert)助教らの研究チームは、天然ガス田で微生物にプロパンが代謝されていたことを発見した。大気へのプロパン放出量の推定など地球環境の影響評価に適用できるとしている。  天然ガス田にプロパン等の天然ガスを代謝する微生物が生息している。しかし、地下の微生物活動による天然ガスの消費量や消費せずに保存されるときの条件などはよく分かっていなかった。 (中略)  その結果、いくつかのガス田のプロパンでは、末端の炭素の同位体比はあまり変動がなかったが、中心炭素の同位体比は大きな変動を示していた。この特徴は、プロパンガスが熱分解によって作られる際の傾向とは一致しない。一方、無酸素環境下でプロパンを分解する特殊な微生物を培養し、残ったプロパンの同位体分子計測を行ったところ、このガス田の傾向と一致していた。これは、嫌気的な微生物が地下でプロパンを消費したためで、プロパンの半分以上が微生物に食べられているガス田もあった。 
 石油に関しては、有機生成説と無機生成説があります。微生物の死骸などが堆積して生まれたのが石油であるというのが、有機生成説。一方地球内部の熱エネルギーや環境から生成されたとするのが、無機生成説。それぞれに反論と弱点があるのですが、ひょっとしたら石油生成細菌や天然ガス生成細菌みたいな存在が、太古の地球には存在していて、それが地下深くで生存していて、有機生成説と無機生成説の中間的な作用で、石油や天然ガスを生み出しているとしたら、興味深いのですが。  石油を生成する生物は、すでに多数が見つかっており、オーランチオキトリウムなどが以前かなり話題になりましたね。今回は石炭は明らかに太古のシダ植物などが堆積して形成されたものですが、無煙炭や瀝青炭など、地域によって品質に大きなばらつきがあります。ところが石油に関しては、地球上のどこで発見されても、ほぼ似たような成分だったりします。原始的な細菌が石油を生成するとしたら、均質な理由は説明できそうですが。この天然ガス分解菌も、エネルギー革命に繋がれば嬉しいのですが。  こういう話題はワクワクしますね。続報に期待です。
  • 2019.04.15 Monday
  • 18:00

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  • 2019.08.26 Monday
  • 18:00
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