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自然科学・蘊蓄

国産戦闘機用エンジンXF9-1の可能性

 読み応えのある良記事が上がっていたので、備忘録もかねて。ウチは職人の家系でもあるので、こういう技術者のインタビューは、読んでて楽しいです。しかしながらこのXF9-1、大した物だと思いますが、国粋主義者が過剰に持て囃すのもいかがなモノか……とは思います。確かに、このレベルの推力を達成できたのは、アメリカとロシアだけですが、両国とも歴史と伝統と地力が日本とは違います。一点豪華主義では、とても追いついたとは言えませんし、追い越すのは100年先でも無理でしょう。
【ついに完成した世界最高水準の国産戦闘機用エンジン「XF9-1」- 日本のミリタリーテクノロジー 開発者インタビュー【前編】】ブロゴス  昨年6月29日、重工メーカー・IHIから防衛装備庁へ、ひとつの試作型ジェットエンジンが納品された。そのエンジンの名は「XF9-1」。これまで日本の弱点とされてきた“戦闘機用ジェットエンジンの国産化”という難題に大きな進展をもたらした研究試作品である。 同年7月にはアフターバーナなしの状態で推力11t以上を達成。さらに8月にはアフターバーナを使って15t以上という最大推力をマークした。(アフターバーナとは、ジェットエンジンの排気ガスに再度燃料を噴射して燃焼させることで、一時的にパワーを増大させる装置のこと) 史上最強とも言われる米空軍のステルス戦闘機「F-22ラプター」が搭載しているエンジン「F119」のアフターバーナ最大推力は公称15.9tであり、XF9-1はこれに並ぶ数値を叩き出したと言える。  
 SamsungグループがPanasonicにもSONYにも勝ったから日本にも勝ったと言い張る韓国のネット民と同じで、そういう一点豪華主義は国粋主義者に、日韓で差が無いです。ハッキリ言えば、石原慎太郎氏的な思い上がりと、ソックリです。自分は保守派ですが、そういう非合理な国粋主義的な心情に酔うのは、好みません。石原慎太郎氏が『「NO」と言える日本』を出版したのが1989年ですから、世界レベルの国産ジェット戦闘機のエンジン開発にはほぼ30年のラグがあった訳です。日米の差は30年以上です。  日本は戦前のレシプロ機の時代から、エンジンの推力が足りないのが伝統です。これは筋力軽視・持久力重視の、農耕民の文化ゆえでしょうか。ゼロ戦も、素晴らしい航続距離を誇りましたが、エンジンの推力不足を見抜かれると、もうダメ。その運動性の高さも、人命軽視の発想ゆえの防弾の弱さが露呈し、大戦末期は容易に撃墜されています。ただ、これは逆に言えば持久力重視の国民性なら、それに見合った機種を開発しつつ、エンジンの推力も上げる方向で研究開発すれば、弱点克服に。  今回のように推力があって、コンパクトなエンジン開発に成功したら、次は航続距離を伸ばしていくのが吉。そっちに期待しましょう。
  • 2019.04.12 Friday
  • 20:00

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  • 2019.08.26 Monday
  • 20:00
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