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落語・演芸・芸能

AKBと秋元康商法の限界

 秋元康氏の商法というのは、おニャン子クラブの昔から一緒です。一言で言えば狩猟民的な手法。質より量とばかりに、大量の若い女性を世に送り出し、その中から自然に人気が出てきたタレントをピックアップする。それに対してジャニーズ事務所というのは、いろいろと批判はありますが、ある時期から所属タレントに一芸を身につけさせる方向にシフトしています。ダンスは最低限として、TOKIOならばバンドとしての楽器演奏技術、SMAPならばコント、V6ならば演技力の高いメンバーを揃えるなど。これは農耕民的。
【総選挙中止から見るAKB48の曲がり角──AKB商法の機能不全、「パンドラの箱」だったK-POP進出】Yahoo!ニュース   3月13日、AKB48選抜総選挙が今年は実施されないことが発表された。運営側はその理由を明確にしていないが、NGT48メンバーの暴行被害事件がそこに影を落としていると見られる。この件については、22日に第三者委員会による調査結果が発表される予定だが、途中に元AKB48総支配人による不用意なツイートもあり、運営サイドへの不信感が高まる状況となっている。 (中略)  以前から秋元康は、「K-POPがプロ野球だとしたら、AKB48は高校野球」といった趣旨の発言を各所で繰り返してきた(たとえば、秋元康×田原総一朗『AKB48の戦略! 秋元康の仕事術』2013年/アスコム等)。これは決して卑下ではなく、AKB48のコンセプトはまさにここにある。  AKB48にはパフォーマーとしての高い技術は求められない。その目標地点はけっして「完成」ではなく、発展途上のなか一生懸命にがんばることこそが重視される。ファンもその姿を見て応援をし、握手会に行って声をかけ、総選挙で投票をする。 
 阪急グループを隆盛に導いた小林一三は、宝塚歌劇団を軌道に乗せるために部下を欧米に派遣して、数年がかりでエンターテイメントビジネスを学ばせたとか。そういう手法は、お金も時間もマンパワーも必要です。手っ取り早く儲けるならば、秋元商法の方が楽でしょう。しかしそれは長い目で見ると、息切れします。秋元商法に似ていたモーニング娘とハロープロジェクトも、スキャンダルにまみれて失速したという点では似ています。立ち上げの時期のお金がない時ならともかく、儲かってからも、育成する方向にシフトしていません。  でもそういう商法は、やっぱり限界があるわけです。秋元康氏自体が、地頭の良さとかセンスでのし上がってきた人間ですから、そこそこのレベルの人間を一定のレベルに育て上げるという、育成ができない。確かにアイドルというのは、若さとかビジュアルの良さとか、いつかは失われてしまうものを武器に戦う世界なのは事実でしょう。であるならば、そういう天然素材の才能が世に出る場所さえ与えれば、AKB商法も安泰のはずです。ところが現実には、おニャン子クラブもモーニング娘もAKBも継続できない。  秋元康氏や電通といった、自分自身は何一つ育てず才能に寄生して設けていく商売というのは、そろそろ限界に達してるのでしょう。ラジオやテレビといったメディアが勃興してきた時期には必要だったのかもしれませんが、芸人が直接ユーザーから投げ銭をもらえる時期には、変容せざるを得ない。そういう意味では時代の曲がり角なのかもしれません。もちろん広告代理店というものがなくなるはずもありませんし、必要な存在であることは変わらないと思いますが。クリエイターが割を食うシステム自体は変えていかないと駄目でしょう。
  • 2019.03.23 Saturday
  • 20:00

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  • 2019.08.26 Monday
  • 20:00
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