2006.10.17 Tuesday
追い詰められたかジョブズ?
AppleのiPodにとって、MicrosoftのZuneは驚異になるのか? その点について、スティーブ・ジョブズApple CEOが雑誌のインタビューで応えているようなのですが……。反論は理路整然と、説得力のあることを淡々と並べるのが一番効果があると思うのです。元記事を書いた人間の文章力の問題もあるのかもしれませんが、どうも今回の記事は、あまり具体性を感じないんですよね。そういう場合は往々にして、ただの強がりにしか見えないんですよね。強がるというのはこれすなわち、驚異に感じている証拠ではないでしょうか。
●【スティーブ・ジョブズ氏、Zuneの脅威を一蹴】IT Media News
Apple Computerは、Microsoftの携帯メディアプレーヤー「Zune」によってiPodが打撃を受けることはないと考えている。同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏は雑誌の取材に応えてこう語った。
Microsoftは、年末商戦向けに米国で立ち上げられるZuneは、ワイヤレスで音楽を共有する機能を持つため、iPodの脅威になり得るとうたっている。
「この機能には永遠の時間がかかる」とジョブズ氏は10月15日にNewsweekのWebサイトに掲載された記事で述べた。「この機能のプロセスが終わるころには、(音楽を共有したい)女の子は立ち去ってしまっている」
……と、ここまで書いたところで、いつもお世話になっているブログ『My Sleepless Nights in the Big Apple』のエントリー【AppleのJobs、心配には値しない、とZuneをこき下ろす】が目に入ってきました。このインタビューのキモとなる部分を、きちんと全部約していらっしゃいます。そこで受けた感想を以下に書きますと……
「IT Mediaのニュースは最低!」
詳しくは上記リンク先を読んでいただくとして……ちょっとダイジェストにしてもひどいですね、IT Mediaさん。インタビュー記事をダイジェストする際に気をつけないといけないのは、相手の言った言葉のポイントを換骨奪胎して再構成する必要があるのであって、部分部分をつまんできても、ダイジェストにはならないんですが……まるで駆け出しの編集者がやらかすようなことやっていますね。『My Sleepless Nights in the Big Apple』さんの記事を読むと、ジョブズがなぜ突然「女の子は立ち去ってしまっている」と述べているのか、ちゃんと明確な根拠を挙げての反論であり、ジョブズ一流のユーモアを交えた受け答えなのがわかりますね。
けっきょく、相手の受け答えを引用してはいるし、間違いなくジョブズの発言なのに、前後関係の無視して部分だけブツ切りにすることによって、ジョブズとAppleの印象を悪くするだけの記事に思えてしまいますね。もともとCNETやIT Mediaの記事には、Appleに対するそこはかとない悪意やMicrosoftに対する必要以上の肩入れを感じることがままあるのですが。それを言い出すと、主エア3%の弱小OSの妬み・嫉み・ヒガミ・被害妄想だと言われるのですが。IT Mediaの記事と『My Sleepless Nights in the Big Apple』を比較すれば、そこに悪意の介在を証明することは難しくても、IT Mediaの報道する側としての稚拙さがハッキリしますね。
こういう形でIT Mediaが報じると言うことは、「追い詰められたかZune?」「追い詰められたかIT Media?」と言って良いのかな? 「ムキになってこんな記事を仕上げるところが怪しい」という言葉も、オマケに付けちゃいます♪




































