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ローラ・インガルス・ワイルダーは人種差別主義者
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     現代の価値観で過去の名作を断罪する、バカバカしい話です。ローラ・インガルス・ワイルダーは、孝明天皇が崩御して明治天皇が即位する直前の、1867年2月7日に生まれ、戦後まで存命で1957年2月10日まで生きたので、90歳の長寿を保ったわけですが。生まれたのが150年以上前で、亡くなってもう60年以上。公民権運動もなかった時代の1932年に、自伝的小説の最初の本が出ていますから、65歳のときの人生の回顧録。彼女の少女時代は1865年に終わった南北戦争から10年も経っていない時代です。偏見は避けられない時代です。
    【「大草原の小さな家」作者の名前、米文学賞から外され 人種差別で】BBCニュース 米国図書館協会の児童サービス部会(ALSC)は25日、児童書でテレビドラマ化もされた「大草原の小さな家」シリーズの作者、ローラ・インガルス・ワイルダーの名前を児童文学賞の名称から外すと発表した。ALSCは「作品の中に反先住民、反黒人の感情が含まれている」ことを理由に挙げた。 ALSCは23日に開かれた理事会で、「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」を「児童文学遺産賞」に変更することを全会一致で決定した。 ALSCは、ワイルダーの小説や「ステレオタイプ的な態度を示す表現」が「ALSCの中核をなす価値観にそぐわない」と述べた。 
     日本では『大草原の小さな家』で有名なローラ・インガルス・ワイルダーですが、アメリカでは本作は『Little house booksシリーズ』と呼ばれています。シリーズ最初の本が『Little House in the Big Woods(邦題:大きな森の小さな家)』で、有名なシリーズ三作目が有名な『Little House on the Prairie(邦題:大草原の小さな家)』ですから。ちなみに、第七作に『Little Town on the Prairie(邦題:大草原の小さな町)』というのもあります。  軽減税率のときにも書きましたが、マルキ・ド・サドの『背徳の栄え』は禁書扱いになり、D.H.ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』は各国で物議を醸し、日本では猥褻図書に裁判で認定されましたが、今では文学史に残る作品です。葛飾北斎や喜多川歌麿の春画も、今では世界各国の美術館が所蔵し、高額で取引される美術品です。『トム・ソーヤーの冒険』ですら、当時の言葉が差別に当たると、図書館での閲覧が制限されているわけで。最も初期の、黒人差別への異議を描いた作品が……。  かつての禁酒法や、現代の嫌煙や捕鯨反対などに対しても、アメリカのヒステリックな幼児性を感じることがありますが。
    【2018.12.04 Tuesday 20:00】 author : 土岐正造
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      【2018.12.19 Wednesday 20:00】 author : スポンサードリンク
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