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映画・書評・音楽

フレディとボヘミアン・ラプソディ

 フレディ・マーキュリィの半生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、全世界でヒット中です。直撃世代はもう還暦前後でしょうか? でも、QUEENって定期的にリバイバルヒットがあるし、美しいメロディラインがCMやBGMとしても人気があるので、若い人でもよく知ってる曲が多いんですよね。デビュー当時はビジュアルが良すぎて、アイドルバンド扱いされることもありましたが、けっきょくは高い音楽性と高度な音楽テクニック、そして唯一無二のキャラクター性が、何十年経っても褪せない魅力かと。
【世界のQueenフレディ・マーキュリーが教えてくれた「多様性」】現代ビジネス イギリスのロックバンド「Queen」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーを主人公に描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』を、これまで3度観た。 一度目は学生時代からのコアなクイーンファンの友人が応募して当選した公開直前のプレミア試写会で、二度目はやはり学生時代からさんざん一緒にコンサートに行った別のロックファンの友人がチケットを取っていた「爆音」上映会。そして三度目は中学2年生の双子の息子たちを連れてIMAXの大画面で……という具合だ。 50年以上生きているけれど、映画館で立て続けに3度も同じ映画を観たのは人生で初めてのことだ。しかも毎回泣いてしまった。驚いたのはフレディが亡くなってからずっと後に生まれた中2の息子たちも感動のあまり泣いていたことだ。 ブライアンとロジャーは8年もの歳月をかけて、よくぞここまでしっかりとクイーンの歩みとフレディの人生を映画という美しい芸術に仕立ててくれたと思う。70年代にテープがすり切れるほど重ね録りをしてアルバムを作ったのと同じ熱意をもって映画作りにのぞんだのではないか。 
 しかし今回、改めてQUEENの楽曲の歌詞を日本語訳されたものをみると、フレディ・マーキュリィは自分の人生を20代でもう予見したかのように、死の匂いがベットリとくっついてるんですよね。それがポップなメロディやフレディのファンキーなパフォーマンスで覆い隠されているだけで。名曲『Teo tori atte』さえ、自分の死後もファンは変わらず自分を愛して欲しいという、メッセージに溢れていて。エロスとタナトスの文脈から、それは当然なのでしょうけれども。三島由紀夫の文学とも通底しますね。
【賛否両論の『ボヘミアン・ラプソディ』5回見てわかった「ラスト21分」4つのウソ 映画は嘘をつくから素晴らしいのだ】文春オンライン  映画は嘘をつく。なぜか。観客に嘘を真実だと思い込ませるためである。映画『ボヘミアン・ラプソディ』(ブライアン・シンガー監督、2018年)はきわめて巧妙にこの逆説を生き抜いている。  筆者は特別熱心なクイーンのファンというわけではない。正直に言えば、『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞している間、「聴いたことはあるけれど、これもクイーンの曲だったのか」という体験を何度もした。そして、気がついたときにはすっかりこの映画に夢中になっていた。 
 映画はエンターテイメントであって、ドキュメンタリーではないです。ドキュメンタリーにさえ、演出という名のやらせを加えるのが日本のテレビ業界ですが。オールドファンからすれば、時系列の違いや嘘は、もっとたくさん見つかります。そもそもQUEENは思想性が薄いバンドでした。フレディの劇的な人生で、まだエイズがわかっておらず、エンターテイメントに徹したライブエイドが、切り取り方でこういうメッセージ性が強まるんだなぁ……と。ただ、フレディの孤独や苦悩の人生は本物でしたから。 インド系移民で、キリスト教の縛りが強い欧米で、ゾロアスター教徒で、ホモセクシュアリティ。彼にとってSWAN SONGたる『Show must go on』では、その苦悩が描かれますが。個人的には生前最後のビデオクリップとなった『Tthese Are The Days of Our Lives』の美しいメロディと、最後に見せた笑顔と、I still love youのメッセージが、彼が到達した境地と思いたいです。昔は痩せ細ったフレディを見るのが辛かったのですが、映画のお陰で久しぶりに見ると、なんかもう性別を超えて神々しくさえ有ります。 I still love you,too…
  • 2018.11.25 Sunday
  • 18:01

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  • 2019.08.26 Monday
  • 18:01
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