★土岐正造とその仲間が雑多な興味の対象について、好き勝手に書き散らすBlogです。
 
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モルディブの決断
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     中国の経済植民地的な手法に、ようやく途上国も気づき始めたようで。インド洋の島国モルディブが、親中派の現職大統領ではなく、親インド派の候補を選んだとか。中国の海洋進出の野望は大きく、東では尖閣諸島や台湾や南沙諸島で揉め、西ではスリランカを債務不履行で港を差し押さえ、99年間の租借というかつて香港やマカオでやられたことを、途上国相手にやり返している状態。これも、大陸国家の中国が、より大きな貿易の利を占めるには、海洋進出は必須という事情があります。
    【モルディブ大統領選、親中派が敗北した理由】Wedge  「地上の楽園」とも称されるインド洋の島嶼国モルディブで9月23日、大統領選挙が実施され、親インド派の野党統一候補イブラヒム・ソリ氏が、現職で親中派のアブドラ・ヤミーン大統領を破り当選した。得票率は、ソリ候補:約58%、ヤミーン候補:約42%、投票率は約89%であった。  モルディブでは今年2月にヤミーン大統領が、前任者のナシード元大統領ら反体制派を弾圧する事態となっていた。2月初め、モルディブ最高裁がナシード元大統領らに対する汚職、テロなどでの有罪判決を無効としたのに対し、ヤミーン氏はこれを拒否、非常事態宣言を発したのである。そういった経緯もあり、この秋の大統領選挙が予定通り実施されるか懸念されていたのであるが、大きな混乱もなく政権交代に至った。 (中略)  今回の大統領選挙でヤミーン氏が敗北した一つの大きな原因は、中国による「債務の罠」への懸念である。IMFの2017年の報告書によれば、中国による近年のモルディブの公共事業への多額の投資により、モルディブの対GDP債務比率は、2014〜16年の間に11.5%増えた。対外債務は2021年にはGDP比51%にまで上昇する見込みで、モルディブの政府歳入は約10億ドルであるのに対して、債務利子支払い額は、今後4年で毎年9200万ドルに上ることになる見込みだという。2月の政治危機の際、ナシード元大統領は、中国による3つのプロジェクトに対する借款が、モルディブの国家債務の80%近くに達する、と警告していた。スリランカで、中国の借款により建設されたハンバントタ港が、債務不履行回避のため中国側に99年間リースされるという事態になったのは記憶に新しい。こうした中国による「債務の罠」への警戒が、ソリ氏の勝利につながった。 
     中国というのは歴史的に、大国との戦争では分が悪いです。漢民族や漢字という言葉の元になった漢王朝ですら、高祖劉邦が北の匈奴との白登山の戦いで大敗し、事実上の属国扱い。なので、外交力や弱い相手を絡め取る権謀術数が発達したわけで。スリランカやモルディブは、そのパターンに絡め取られかけたわけで。インドに近い両国は、隣国は仲が悪いの法則につけ込まれて、中国の遠交近攻の策にまんまと利用されたわけです。ただ、強欲さを示すのが早すぎて、モルディブは離脱。 日本の円借款を、韓国人は金を貸して利子を取ってるだけと悪し様に言いますが。長期に低利を資金を融通することで、消費して終わりにするのではなく、金を生み産業や事業に投資するわけで。中国の賄賂にホイホイ尻尾を振る、売国政治家に懲りた発展途上国は、もうちょっと考えるべきでしょう。
    【2018.10.10 Wednesday 19:48】 author : 土岐正造
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      【2018.12.19 Wednesday 19:48】 author : スポンサードリンク
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