★土岐正造とその仲間が雑多な興味の対象について、好き勝手に書き散らすBlogです。
 
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ジョブズの問い
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     大塚家具が、馬鹿コンサルタントの典型的手法で身売り危機にありますが。コンサルタントの多くは、表層上の数字の帳尻あわせには長けていても、数字の奥底にあるモノが見えていない。故に、スティーブ・ジョブズが製品ラインナップを絞ったり、安売りを辞めたり、前例のないApple Storeのオープンに反対したわけで。ホンダを世界的企業に育て上げた藤沢武夫も、経営学は学んだことがなく、そのての本を数冊読んだが、要はこの逆をやれば良いと思ったと、皮肉を書いています。

    【Appleを破産寸前の瀕死状態から「100兆円企業」へと導いたスティーブ・ジョブズの「問い」とは?】GIGAZINE


    2018年8月2日、Appleの企業価値は株価ベースで1兆ドル(約110兆円)を超えました。アメリカ初の「1兆ドル企業」となる偉業を成し遂げたAppleですが、1990年代半ばには倒産間近まで業績が落ち込んだことでも知られています。そんな苦境からAppleを救ったのが、一度は追い出されながらも経営陣に請われて舞い戻ってきた創業者のスティーブ・ジョブズ氏でした。その時にジョブズ氏が投げかけたある「問い」こそがAppleをよみがえらせ、さらにはアメリカ最大の企業にまで成長させた原動力であるとして、経済紙「Forbes」が紹介しています。

    Steve Jobs Asked One Profound Question That Took Apple From Near Bankruptcy To $1 Trillion
    https://www.forbes.com/sites/carminegallo/2018/08/05/steve-jobs-asked-one-profound-question-that-took-apple-from-near-bankruptcy-to-1-trillion/#15db1d9c9c2f

    Appleはスティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏らによって1977年に設立された企業ですが、その7年後の1985年にジョブズ氏は取締役会から事実上の「追放」処分を受けてAppleを去りました。「ジョブズ氏が社内を混乱させている」として経営陣が下した追放処分だったのですが、その後のAppleはさらに迷走状態に陥ることとなり、「あと90日で銀行の預金が底をつく」という状態に陥ることとなります。 
     ホンダの社長は技術者出身であるべきと藤沢武夫が言ったのは、技術者は成果が一朝一夕で出るものではないと知っているから、長期的ビジョンを持てるわけです。そういうビジョンがないコンサルタントは、数字の帳尻あわせをして、最後は身売り。ホンダが航空機の研究部門を立ち上げたのは、四輪への進出を発表したのと同じ年。研究に時間は掛かりましたし、成果はこれからですが、敗戦で日本の航空産業が潰されるのを見た本田宗一郎の、悲願でもあった訳で。今は開拓すべき分野がないと言った息子を後継者から外したのも、同じ。

    ジョブズも、そういうブランドの価値の根源を見ていた訳で。結果的にAppleは1兆円企業になりましたが、そこを強調すると本質を見誤ります。ジョブズはAppleが倒産せず、細々とでも理想の製品を作り続けることを重要視したわけで、売上は結果論。ここを見誤ると、売れてる企業の言ってることだから正しい・売れていない企業の言うことだから間違いという、短絡的な発想になります。Appleが売上を落とし冬の時代に入ったときこそ、ジョブズの問いかけは輝きを増すでしょう。
    【2018.08.12 Sunday 12:00】 author : 土岐正造
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      【2018.12.19 Wednesday 12:00】 author : スポンサードリンク
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