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古朝鮮文明は黄河文明より古い?
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     ソウル大学名誉教授って、日本なら東大名誉教授みたいなポジション。半島では長らく、中華文明に事大し、いかに中国に近いかがアイデンティティで有り、それで日本を蛮族と見下していたわけですが。だから、日本では奈良時代に萌芽あり、平安時代には仮名による文学が花開いたのに、半島では独自の文字の訓民正音を制定したのが1446年と、500年以上遅れることに。ところが近代以降の民族自決・自尊自立の意識が台頭すると、漢字を捨ててハングルだけになるなど、極端な方向に。この珍説も、コンプレックスの裏返し。

    【韓国学者「古朝鮮文明は黄河文明より先」、中国人「また始まった!」】recordchina


    2018年8月8日、中国メディア・環球網によると、ソウル大学のシン・ヨンハ名誉教授はこのほど、2010年出版の「古朝鮮国家形成の社会史」、2017年出版の「韓国民族起源と形成研究」に続く3部作最後の書籍「古朝鮮文明の社会史」を出版。この中でシン教授は「古朝鮮文明は黄河文明よりも早かった」と主張している。

    シン教授の研究では、「古朝鮮文明の起源を紀元前30世紀ごろの大同江流域と遼東地域」としている。「氷河期が終わった後の1万2000年前、北緯40度以下の古朝鮮半島に世界で最も早く農耕文化が出現。新石器時代の農業革命により人口が増え、一部の人々は北方に移住した。遼河以東に達した人々が穢(ワイ)族となり、遼河以西に達した人々が貊(ハク)族となった。5000年前に異常気象が続いたことで遼西地域の貊族が東南へ移住。大同江流域で韓族と結合し、青銅器文化を基礎とする古朝鮮が成立した。そして、1000年後に首都を遼東へと移し、穢族を吸収。東西に領土を拡大し、朝鮮半島、満州、沿海を覆う古代連邦国家を成立させた」としている。  
     中国最古の夏王朝に比定される、青銅器の製作技術を持った二里頭文化が、今から3600年前から4000年前。そのルーツとされる、黒陶や灰陶と轆轤の使用、銅の精錬が見られる龍山文化が4000年前から4500年ほど前。さらにルーツの仰韶文化が4500年から6800年前で、粟を主に栽培し、麦や米の農耕も見られます。黄河文明最古のルーツとされるのが裴李崗文化で、赤陶や粟の栽培が見られ、新石器時代の7000年前から9000年ほど昔。1万2000年前というのは、ここに対抗してるわけです。

    でも、日本の縄文時代草創期って約1万2000年前から1万5000年前で、それより古いんですが……。半島でに櫛目文土器が出現するのが6000年前。この頃には、現在の浙江省のあたりで稲作が始まっており、プラント・オパールの研究で日本にも陸稲が伝播していた可能性があります。仰韶文化の頃には既に粟の農耕が始まっていますしね。ちなみに櫛目文土器は、8200年ほど前の中国北東部の遼河文明がルーツと考えられています。シン名誉教授は遼河文明のルーツを半島にしたいため、こういうムチャクチャな民族移動を言い募っているのでしょう。

    半島の歴史は、実在が確認される衛氏朝鮮も、その前の伝説の箕氏朝鮮も、中国人が建国したとされます。もっとも、この時期の民族意識や国家意識は、今日のそれとは異なるのですが。日清戦争以降に国家意識・民造意識に目覚めた朝鮮人にとって、これは都合が悪い歴史。ゆえに、それより古い壇君朝鮮が存在し、それは巨大で黄河文明よりも古いと、幼いナショナリズムで背伸びをしてるのでしょう。これは、日本でも神代文字などのトンデモ学説で説かれているので、歪んだ国粋主義のゴールは似てるようで。
    【2018.08.09 Thursday 18:00】 author : 土岐正造
    | 歴史雑学・蘊蓄 | comments(0) | trackbacks(0) |
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      【2018.10.16 Tuesday 18:00】 author : スポンサードリンク
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