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政治批評

スッポンで激怒

 北の三代目将軍様が、スッポンでお怒りです。もちろん、「効かねぇじゃねぇか!」とか、そういう下世話な話ではなく。施設が2年たっても完成しないことに激怒したそうなんですが、「電気、水、設備の問題で生産を正常化できないというのは話にならない」って、ソッチのほうが話しになりませんよ。武器も弾薬も食料もないけれど、大和魂でなんとかしろってほざいた牟田口廉也中将レベルですね。もっとも三代目は、肩書は朝鮮人民軍最高司令官にして朝鮮民主主義人民共和国元帥ですが。スッポンで粛清、ありそうですね……。

【金正恩氏、スッポン養殖場で「激怒」…完成遅れ】読売新聞

 【ソウル=吉田敏行】朝鮮中央通信は19日、北朝鮮の金正恩第1書記が平壌のスッポン養殖場を視察し、運営状況に「激怒した」と報じた。

 朝鮮労働党が2年前に対策を取ったにもかかわらず、施設が依然として完成していないとして、「電気、水、設備の問題で生産を正常化できないというのは話にならない」と現場幹部を厳しく叱責した。

 同養殖場は、金正日総書記もかつて視察したことがあり、「これでは総書記の念願を実現できず、党の権威も損なう」と批判したという。
 この記事は逆説的に言えば、北朝鮮は電気や水といったライフラインですら、まともに稼働していないということです。もっといえば二代目将軍様の時代から肝いりでやっている事業ですら、電気が回せない。電気が回せない以上、人力に頼った作業を進めているわけで、それでも軍を動員した人海戦術も使えないのではないか……ということ。もうひとつ、北朝鮮は2010年にチェコに対して、負債1000万ドルの5%を朝鮮人参400トンで返済したいと申し出た事がありました。

1970年代まで北朝鮮は、日本が残したインフラの恩恵(満州国に電力を供給するための水豊ダムなど、インフラ投資は北側のほうが多かった)もあり、北朝鮮のほうが豊かだったんですよね。ところが、相次ぐ失政と共産主義という政治体制の欠陥もあって、またインフラ整備の技術もないため、どんどん工業力がダメになっています。核開発やロケットなど、派手な部分が目立つぶん、内実の苦しさがこうやって漏れてくるのです。スッポンの養殖場ひとつ、遅々として進んでいないのですから。

昨年、エントリー『北の三代目将軍様、大漁に大喜び』で、北朝鮮が無計画な漁業に走っているであろうことに危惧を表明しましたが、さらに朝鮮人参にスッポンと、もう第一次産業が中心の農業国になっている実態が伺われます。上手く行かない状況を、恐怖政治で締めあげても、必ずどこかで歪みが生まれます。ヘタすればクーデターが起きますし。そうでなければ、先軍政治で軍を握っていても、最後は座して死を待つより南進となる可能性と、二択しかない状況。2018年までに動きがあるという自分の予測が、当たりそうですね。
  • 2015.05.19 Tuesday
  • 20:00

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  • 2019.12.15 Sunday
  • 20:00
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 以前に、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩三代目将軍様が、平壌のスッポン養殖場を視察して、生産が軌道に乗らない状況に激怒したという情報をエントリー【スッポンで激怒】で紹介しましたが。そのスッポンの洋食工場の支配人が、銃殺刑に処されたようです。
  • 平成鸚鵡籠中記 〜へいせいおうむろうちゅうき〜
  • 2015/07/08 8:39 PM