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  • 2020.07.16 Thursday
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政治批評

北の三代目将軍様、大漁に大喜び

 こういう記事を読むと自分は、逆に暗澹たる気持ちになります。なぜか? 理由は簡単で、コレと同じような光景を、かつての北朝鮮の宗主国の独裁者様も、やっていましたから。毛沢東の大躍進運動とか、独裁者様におもねろうとする小役人たちが過剰な成果を報告し、ルイセンコ学説に基づいた、度を越した密植によって大豊作になったという嘘の報告が上がり、捏造した写真を作り、その嘘に他の地域も従うように命令されて、さらなる悪循環を生むという最悪の状況。北朝鮮でも同じことが起きそうですね。

【金正恩第1書記、大量の鮮魚に「うれしすぎて眠れない」―北朝鮮メディア】livedoorニュース

2014年11月19日、北朝鮮・朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、軍傘下の水産事業所を視察したと報じた。中国新聞社が伝えた。

金第1書記は「北朝鮮の大海を『黄金の海』に変えなければならない」とした上で、積み上げられた大量の魚を目にし「うれしすぎて眠れない」と語った。

視察には、軍幹部のほか、金第1書記の妹の与正(ヨジョン)氏も同行した。
 この豊漁も、本当に豊漁なのか、独裁者様の視察に合わせて無理してかき集めたのか、それはわかりません。しかし前者ならば、たぶんこの状態を維持するように命令されて、それこそ乱獲が始まるでしょう。未成熟な魚まで獲ってしまい、数年後には漁獲量が激減となり、さらなる飢餓を生む危険性があります。北朝鮮の飢饉も、もともと植林する意識がなかった韓半島において、燃料として山の木を伐採して禿山にしてしまい、山の保水力が衰えて洪水が頻発し、それが農業生産の著しい低下を産んで飢餓状態。

後者ならば、これまた長期的ビジョンを欠いた乱獲で、早々に漁獲高は減り、韓国や中国への密猟によるトラブルを引き起こすでしょう。畜養という考え方自体が、そもそもなさそうですし、技術も研究機関もそもそも無いでしょう。北朝鮮の領海は狭く、枯渇は早いでしょう。豊かな中国は小笠原に珊瑚の密漁に来ていますが、そういう形でのトラブルは増えそうな。もともと、工作船の製造技術には長けていますから、アワビとかナマコなど、高額で中国に売れそうな日本の海産物の密漁にきそうです。

先輩独裁者である毛沢東は四害駆除運動で、蝿・蚊・ネズミ・雀を駆除した結果、かえって雀が食べる害虫が増えて大凶作を生み出しましたが。自分が詳しくもない専門分野に、一知半解の知識で口出しして無理やり権力で従わせた結果、大躍進政策による餓死者数は3635万人という説もあります。北朝鮮もそのような道に進む危険性がありそうですね。
  • 2014.11.21 Friday
  • 18:00

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