★土岐正造とその仲間が雑多な興味の対象について、好き勝手に書き散らすBlogです。

土岐正造の単行本

原作を担当したりシナリオを担当した大好評発売中(笑)の単行本ならびに書籍です。ご購入は写真下のリンクからどうぞ。
Clickで救える(漫画原作者の)命があるッ!!!
面白いほどよくわかる 世界の王朝興亡史―ギリシャ・ローマから中国・中東まで、王朝から読む世界史 (学校で教えない教科書)
●世界史は無味乾燥な暗記教科ではない! 世界史を王朝の興亡史という観点から組み直し、欧州・中国・中東の王朝の興亡を縦糸に、人と物の交流を横糸に、読んで楽しい歴史雑学満載。
オレが日本を元気にしてやる!
●若きIT社長の矢万野克己は事業に失敗し自ら命を絶とうとしているところを国会議員の川口龍彦に助けられる。絶望の中にある矢万野に川口は「地域主権型道州制審議委員会」に参加しないかと誘う。政治に全く興味のなかった矢万野の人生はこのとき「道州制」によって大きく変えられようとしていた…。
※現在『ひょぼくれ文左』の単行本は店頭での入手が困難になっています。電子書籍ダウンロード販売での購入が確実です。『ebook japan』はコチラから、『Yahoo!コミック』はコチラからどうぞm(__)m 
ひょぼくれ文左 3 (3)
●結婚して家庭を持った文左衛門。しかし家督相続やお慶の懐妊など、人生の転機となる事件はいろいろ起こっているのだが、相変わらずのひょぼくれぶり。新しい職場でも……。 Yahoo!コミック版はコチラから。
ひょぼくれ文左 (2)
●朝倉道場の娘・おけいとの婚礼話が進む文左衛門だが、思わぬ横槍が入ってしまい、畠山慎太郎と弓術三番勝負に挑むことになってしまった。しかし武術の才がない文左衛門に勝機は…? Yahoo!コミック版はコチラから。
ひょぼくれ文左 1 (1)
●時代は変われど人は変わらず……元禄時代に実在した尾張藩の下級武士・朝日文左衛門重章が残した膨大な日記『鸚鵡籠中記』を元に、石川サブロウが描く元禄サラリーマン武士の青春日記。 Yahoo!コミック版はコチラから。
探し屋の女房~江戸うせもの控 4 (4)
●俺に探せない物はねぇ! 大江戸の探し屋・俊之介と、元公儀隠密の女房・美咲のコンビが、難事件&珍事件を次々と解決する通快娯楽時代劇漫画。
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映画:日輪の遺産
 
 2011年度114本目の映画(洋画37本・邦画38本・アジア映画4本・洋画アニメ5本・邦画アニメ20本・特撮ヒーロー物5本・旧作5本)です。どぉ〜も自分は、浅田次郎原作の作品はピンと来ないんですよね。『鉄道員』も特に優れたアイデアがあるわけではなかったですし、要は共感できるかどうかの問題で、それは『オリヲン座からの招待状』もそうでした。『一杯のかけそば』に泣けるかどうかと同じレベルで。『椿山課長の七日間』や『憑神』はまだしも、『地下鉄に乗って』は腹が立ちましたからね。

『日輪の遺産』

●『鉄道員』の浅田次郎原作、『半落ち』の佐々部清監督による歴史ミステリー。軍の密令を受けてGHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗んだエリート将校と 20人の少女がたどる壮絶な運命を描く。『武士の家計簿』の堺雅人をはじめ、中村獅童、八千草薫ら豪華キャストの競演で日本人の矜持を骨太に描き切った感動作だ。

※以下ネタバレがありますので、読み進める方は自己責任でお願いしますm(__)m
  個人的には、『沈黙の艦隊』とかのように、一見ナショナリズムを否定しているようで実は歪んだナショナリズムを内包している作品というのは多いわけで、それは手塚治虫『鉄腕アトム』雁屋哲『男組』宮崎駿『風の谷のナウシカ』という、自他共に認める左寄りの思想を持った人間の代表作が、揃いも揃って最後は主人公に特攻をさせているということからも、人間の思想の危うさを感じずにはおれません。むしろ、石原慎太郎的わかりやすいナショナリズムのほうがかえって危険性は少ないですね。

本作も、マキャベリの「謙譲の美徳をもってすれば相手の尊大さに勝てると信ずる者は、誤りを犯す破目に陥る」という言葉を送りたくなるような内容ですね。物量戦で負けた日本が精神で勝つ、なんてのを戦後の日本製品がアメリカであふれた状況をもって復習の完了とするのなら、ではアメリカ製のOSがあふれかえったパソコンやスマートフォンの状況は、再度負けたということですかという話です。そういう土俵に上げた時点で、物事を矮小化し、なおかつ采配ボクの可能性を引き寄せてしまうわけですから、非常に危ういナショナリズムです。


 海外で遺跡発掘をしていて、遺骨がゴロゴロ出てきた時、お米の学生は平気で作業を続けられたのに、日本の学生は次第に体調を崩してしまったそうですが。また日航機の墜落事故で、日本の捜査隊は遺体のカケラを拾い集めた訳ですが、外国人の遺族にはそんな物渡されても……と、素っ気ない態度を取られたそうで。これは愛媛の学生がハワイ沖での潜水艦衝突で行方不明になった時、生存の可能性がなくなったと捜索を撃ち切ると発表したアメリカ側に、海中では冷たかろうなんとかもう少し延長をと迫る家族に、激怒したのとも重なります。死生観が違うんですね。

なので、少女たちの遺体を見てマッカーサーが畏れ感服するのは、非常に日本的な反応の期待でしかないです。アメリカ人に死者を悼む気持ちがないとか、そんな馬鹿げたことを言ってるのではないです。肉体は魂の入れ物でしかないというキリスト教的生命感を持っているアメリカ人と、遺品のカケラにもその人の魂がこもり、死後も草葉の陰て魂魄が見守り続けるという日本人の死生観とは、根本的に異なるというだけです。マキャベリの言葉は、自分基準で相手に期待すると、間違いだよということ。
※twitterはコチラからドゾ。 【アソシエイトストア・平成鸚鵡籠中記】
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●このエントリーに対するコメント一覧
おそれながら申し上げます。

自分は『鉄腕アトム』や『風の谷のナウシカ』は純粋に感動したし、ナショナリズムは感じませんでした。
むしろ、そこにナショナリズムを言い出すことこそ、ある意味イデオロギーにとらわれているような気がします。
特攻に賛否はあると思いますが、「左翼」の方々までもが物語で特攻を描いてるのは、やはり特攻をせざるを得ない状況だったのでしょうし、自分もそう思います。
でも、「イデオロギーにとらわれている」と書きましたが、それも学生運動のさなかに生きてきた世代とその後の世代の差で、仕方ないのかもしれません。
◆ べっち ◆ 2011/08/31 9:57 PM ◆
感じたかどうかではなく、客観的な事実としてそこに帰着している危険性を認識しないといけません。彼らは表層的には左翼なのに、無意識下ではナショナリストであり、そこら辺は「日本人の心を一尺掘れば、尊皇攘夷が吹き出す」という意見と通底する、重要な認識です。

宇宙戦艦ヤマトに参加し、そのナショナリズムに反発を覚えた富野監督をはじめ後に機動戦士ガンダムを作ったスタッフが、けっきょくはヤマトと同じ「日本が連合軍に参加して勝利する物語というスタイルを踏襲した皮肉に、思いをいたさないと(けっきょくゼータでは国連中心主義への批判として、連邦軍に対峙する反政府勢力を主役側に立て、東亜開放の戦前日本肯定のほうに舵を切っています)。

良い悪いではなく、日本人がそういう矛盾した 思想で作品作りをしてしまってる現実を、認識する必要があるのではないでしょうか?
土岐正造 ◆ 2011/09/04 2:33 PM ◆
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