2011.08.31 Wednesday
映画:日輪の遺産
2011年度114本目の映画(洋画37本・邦画38本・アジア映画4本・洋画アニメ5本・邦画アニメ20本・特撮ヒーロー物5本・旧作5本)です。どぉ〜も自分は、浅田次郎原作の作品はピンと来ないんですよね。『鉄道員』も特に優れたアイデアがあるわけではなかったですし、要は共感できるかどうかの問題で、それは『オリヲン座からの招待状』もそうでした。『一杯のかけそば』に泣けるかどうかと同じレベルで。『椿山課長の七日間』や『憑神』はまだしも、『地下鉄に乗って』は腹が立ちましたからね。
※以下ネタバレがありますので、読み進める方は自己責任でお願いしますm(__)m
『日輪の遺産』
●『鉄道員』の浅田次郎原作、『半落ち』の佐々部清監督による歴史ミステリー。軍の密令を受けてGHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗んだエリート将校と 20人の少女がたどる壮絶な運命を描く。『武士の家計簿』の堺雅人をはじめ、中村獅童、八千草薫ら豪華キャストの競演で日本人の矜持を骨太に描き切った感動作だ。
※以下ネタバレがありますので、読み進める方は自己責任でお願いしますm(__)m
本作も、マキャベリの「謙譲の美徳をもってすれば相手の尊大さに勝てると信ずる者は、誤りを犯す破目に陥る」という言葉を送りたくなるような内容ですね。物量戦で負けた日本が精神で勝つ、なんてのを戦後の日本製品がアメリカであふれた状況をもって復習の完了とするのなら、ではアメリカ製のOSがあふれかえったパソコンやスマートフォンの状況は、再度負けたということですかという話です。そういう土俵に上げた時点で、物事を矮小化し、なおかつ采配ボクの可能性を引き寄せてしまうわけですから、非常に危ういナショナリズムです。
なので、少女たちの遺体を見てマッカーサーが畏れ感服するのは、非常に日本的な反応の期待でしかないです。アメリカ人に死者を悼む気持ちがないとか、そんな馬鹿げたことを言ってるのではないです。肉体は魂の入れ物でしかないというキリスト教的生命感を持っているアメリカ人と、遺品のカケラにもその人の魂がこもり、死後も草葉の陰て魂魄が見守り続けるという日本人の死生観とは、根本的に異なるというだけです。マキャベリの言葉は、自分基準で相手に期待すると、間違いだよということ。
































