★土岐正造とその仲間が雑多な興味の対象について、好き勝手に書き散らすBlogです。
 
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Appleは家電のNikeになる
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     自分のちょっと下の世代のスポーツ選手だと、AdidasではなくNikeというのは、ちょっとオシャレな人間というイメージですかね(総合格闘家の近藤有希選手とか、インタビューでネタにしていましたっけ)。つまりアレですか、CMに起用してスポーツ選手が、ギャンブル中毒やセックス依存症だというのがばれて、Appleの企業イメージが悪くなる、と? マイケル・ジョーダンはまだまだ英雄のままですが、タイガー・ウッズはもうすっかりスキャンダルにまみれちゃいましたからね。冗談はともかく、企業と労働者の関係というのは、そう簡単ではないですし、Appleも完璧な企業ではないですしね。ただ、アルミのユニボディとかには、ちょっと考えが変わって来つつある部分を感じたりもします。ちょっとそこら辺を語ってみますかね。

    【ジョブズ「アップルは家電のナイキになる」(1996年)】ギズモード・ジャパン

    スウェットショップと言えば今でこそGAPだけど、ひと頃はナイキが騒がれてたんでしたね...。オニツカタイガー安く買ってアメリカで高く売って始まった会社ですしね...。

    アップルのサプライチェーンの労働環境と警備体制が問題視される中、1996年スティーブ・ジョブズ氏がアップルに復帰した当時、Newtonチームのメンバーだった人からこんな垂れ込みがありました。製造の下請けの労働環境に対するアップルの無関心は昔からだ、と言ってますよ。

    Newtonグループの歓迎会でスティーブがアップルの将来展望を説明したんだよね。「アップルは家電のナイキになる」とマントラのごとく繰り返してたよ。
     数多いチャップリンの名作の中に『モダン・タイムス(Modern Times)』があります。本作では、ひたすら同じ作業(ボルトを締める)をやらされたチャップリンが、発狂するという内容です。モデルになったのは、フォードのベルトコンベアー式の自動車組み立て作業。これによって、一台の車を一人の職人的な整備工が全部組み立てるというやり方から、部分的な製造をやるだけの、技術の低い工員でも生産ができて、大量生産ができる体制ができた訳ですが。『モダン・タイム』だけを見ると、それが悪に思えます。

    フォードは悪名高いタイムカードの制度も導入しましたしね。しかし、フォードはそれまで労働時間さえ曖昧で長時間労働が当たり前だったのに、9時5時の区切りを設け、仕事とプライベートを区分けし、なおかつ工員の給料を上げました。この結果、社員の生活は余暇に回す貯蓄が増え、充実したわけで。Appleがユニボディを採用したとき、アホなアナリストはコストが価格その手法は販売価格を押し上げ、株主が喜ばないだろうと批判しましたが、それこそ金と効率ばかりで、物作りを忘れたアメリカの宿痾です。

    AppleがNikeを目指す。それ自体は悪いことではないですし、もし劣悪な労働環境によって搾取するのを、そのまま放置するならば批判されて然るべきでしょう。しかし、比較的高い利益率を誇るAppleが、物作りの国内での再興を目指すなら、批判もゆるむのではないかと。少なくとも、AppleStoreでは、雇用を生み出していますしね。こちらの給料が安いという話は聞きませんし。そこら辺を言い出したら、Apple製品を高い高いと批判しているMicrosoftのマシンは、国内でどの程度生産し輝のかって話で。


    『コミック大河』
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    巻頭カラーの『龍馬と弥太郎』の原作を執筆しています(深町麗市名義)。作画はコミック乱やコミックバンチなどで活躍されている近藤崇先生が担当されています。個人的には前々からやりたかったテーマですので、いつも以上に気合い入れて書きました。
     他には江川達也先生『戦争と平和 〜石原寛二と宮沢賢治〜』やみなもと太郎先生『風雲戦国伝』、宮部みゆき『ぼんくら』・北方謙三『楊家将』・津本陽『雜賀六字の城』と、原作作品も充実していますので、興味がある方は是非ご購入くださいませm(__)m 
    【2010.02.22 Monday 00:00】 author : 土岐正造
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      【2018.02.18 Sunday 00:00】 author : スポンサードリンク
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