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自然科学・蘊蓄

東芝が血液1滴で癌検査キット開発

 イロイロと放漫経営でボロボロになってしまった東芝ですが、元々は幕末のからくり儀右衛門こと田中久重が創業した、歴史と伝統のあるメーカーです。莫大な赤字を解消するため、いろんな部署を切り売りして、すっかりボロボロになったイメージだったのですが、それでもこの医療機器開発の部署は売りに出さず、研究を継続してたんですね。トップがボンクラだが現場が頑張って危機を脱するというのは、日本の企業ではあまりにも多い話ですが。東芝でもそれが繰り返されたようです。

【血液1滴でがん検査 東芝、21年にもキット実用化】日経新聞
 

東芝は血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発した。がんにかかっているかどうかを2時間以内に99%の精度で判定できるという。2020年にがん患者を対象に実証試験を始め、21〜22年に人間ドックの血液検査などで実用化することを目指す。2万円以下で検査できるようにする考えだ。

東芝が感染症検査用などで販売している遺伝子検査チップをもとに開発した。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する。東京医科大学や国立がん研究センターが開発に協力した。

過去に採取されたがん患者の血液で精度を検証した。大腸がんや肺がん、膵臓(すいぞう)がんなど13種類のがんについて、何らかのがんにかかっているかどうかを99%の精度で判定できたという。大きさが1センチメートルに満たない早期のがんも発見できた。医療現場ではこの検査を受けて、どの臓器にがんがあるかを画像診断などで確認する。 

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  • 2019.11.26 Tuesday
  • 18:04

自然科学・蘊蓄

南鳥島沖に隕石衝突の痕跡 1160万年前の生物大量絶滅の原因? 

 隕石の衝突による、地球の生物大量絶滅はよく知られており、一番有名なのが1億年以上にわたって繁栄した恐竜の大絶滅。こちらに関してはまだまだ反論もありますが、少なくともユカタン半島沖に巨大隕石が衝突し、生物の大絶滅が起きた可能性は否定できません。それ以前に、地球環境が変化して恐竜に適さない環境に変わりつつあったという指摘もありますが。しかし隕石による大量絶滅は、地球上の生物の進化が必然の積み重ねではなく、隕石の衝突という偶然によって大きく変化する、あみだくじの結果という側面を見せてくれて、興味深いです。

【最後の生物大量絶滅、隕石衝突が原因か 1160万年前 南鳥島沖に痕跡】産経新聞 


1160万年前に地球の生物が大量に絶滅したのは、巨大隕石(いんせき)が海に衝突したのが原因だった可能性があることを海洋研究開発機構などの研究チームが突き止め、20日付の英科学誌で発表した。

 生物の大量絶滅は、恐竜が絶滅した中生代白亜紀の6600万年前など3億年前以降に計11回起きたが、最も時期が新しく、人類の祖先である類人猿が繁栄していた1160万年前だけは原因が不明だった。 

  • 2019.11.21 Thursday
  • 21:06

自然科学・蘊蓄

福井で始祖鳥に次ぐ原始的な鳥類発見

 自分などは始祖鳥という言葉に、ロマンを感じますね。全身に羽毛があり、アカネ科に施工できたと思われる大きさの翼を持ちながら、クチバシではなく歯のあるマズルをもち、前肢には爪のある3本の指がまだ残り、鳥類のように発達した大胸筋はまだ持っておらず、尾羽にも長い尻尾の骨があると言う、まさに恐竜と鳥の中間のような形態ですから。近年は中国から大量の羽毛恐竜や恐竜の化石が発掘されていますが、日本からも四倉町に近い時代の鳥類化石が出るとは、驚きです。自分が小学校の頃には、日本には恐竜化石は出ないと言われていたのですから。

【福井で発見の鳥類化石は新種 始祖鳥に次ぐ原始的な鳥類】朝日新聞 

 福井県勝山市の白亜紀前期(約1億2千万年前)の地層で見つかった化石が、新属新種の鳥類だと分かった。鳥類の系統の中で、最古の鳥とされる始祖鳥(ジュラ紀後期)に次いで古いグループとみられる。福井県立大などが15日付の科学誌コミュニケーションズ・バイオロジーに論文を発表する。

 同大恐竜学研究所の今井拓哉助教や東(あずま)洋一特任教授らの研究チームは、2013年8月に同市北谷町の河川性堆積(たいせき)物の地層で見つかった鳥類の化石45点を調べた。尾端骨や上腕骨などに他の鳥類には見られない固有の特徴があったため、新属新種と判断した。「原始的な福井の翼」を意味する「フクイプテリクス・プリマ」と学名を付けた。 
  • 2019.11.15 Friday
  • 22:29

自然科学・蘊蓄

近大がウナギの完全養殖に成功

 ウナギの完全養殖に関しては、封じる側が正しく理解していないせいか、どうにも情報が錯綜していたりいい加減だったり。完全養殖自体は既に成功していますし、近畿大学に関して言えばむしろうなぎの完全養殖研究に関しては国内トップレベル。問題は完全養殖に成功したか否かということではなく、シラスウナギのレベル2までどれぐらいの生存率で残せるか、という段階に入っています。一匹だけ完全養殖できても、商業ベースに乗らなければこの研究はあまり意味がありませんから。

【近大、ウナギ完全養殖に挑戦=人工ふ化成功、1000尾以上成長】時事通信社 

 マグロの次はウナギ。クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大学水産研究所が1日、絶滅が危惧されるニホンウナギの人工ふ化に成功したと発表した。飼育期間は最長50日に達し、体長約2センチまで成長したという。今後は完全養殖と量産を目指す。 

  • 2019.11.04 Monday
  • 21:00

自然科学・蘊蓄

吉野彰氏にノーベル化学賞

 ノーベル賞脳科学分野は基本的に、原理の発見を重視する傾向があるので、発明系は受賞しづらいと言う部分がありました。しかし応用化学の分野でも優れた業績は評価されるようになりつつあります。青色発光ダイオードなどもその一つ。今回の吉野博士に関しては、日経新聞なども事前に受賞の可能性が高いと指摘していましたが、その通りになりましたね。リチウムイオンバッテリーは現代社会において、もうなくてはならない存在になっていますから、今回の評価は当然と言えば当然ですね。人類に間違いなく貢献していますから。

【吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池を発明】 

 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を発明した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3氏に授与すると発表した。小型で高性能の充電池として携帯型の電子機器を急速に普及させ、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献した功績が評価された。

 他の受賞者は米テキサス大教授のジョン・グッドイナフ氏(97)、米ニューヨーク州立大ビンガムトン校特別栄誉教授のスタンリー・ウィッティンガム氏(77)。

 日本のノーベル賞受賞は2年連続で、17年に文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏を除き計27人となった。化学賞は10年の2氏に続き計8人。 

  • 2019.10.09 Wednesday
  • 21:00

自然科学・蘊蓄

ノーベル症の季節

 ああ、今年もそんな季節が来ましたね……。日本では、80年代の頃のような大騒ぎは、すっかりなくなりました。2000年代以降は、普通にノーベル賞の物理・化学・医学生理学賞の各科学分野を獲得するようになりましたし、平和賞は佐藤栄作元総理が受賞したせいか、マスコミはもともと冷淡ですし。むしろ、ここ何年かは、村上春樹氏のノーベル文学賞のほうで、ファンが騒いでいる印象です。個人的には、日本は文学の國でもありますから、自分も期待しています。村上春樹氏以外の文学者に。

【韓国研究財団、ノーベル賞に近い韓国人17人を発表したけれど…】朝鮮日報日本語版 

 7日からスウェーデンで発表される予定のノーベル賞受賞者の選定を控え、韓国研究財団は6日、ノーベル賞に近い韓国人科学者17人を発表した。しかし、最近海外の学術情報分析業者が発表した「2019年ノーベル賞受賞候補者」19人に韓国人は1人も含まれていない。韓国科学界でも「今年の韓国人による受賞は難しいのではないか」との意見が大勢だ。 
  • 2019.10.08 Tuesday
  • 22:00

自然科学・蘊蓄

商業捕鯨母船・日新丸が下関に帰港

 下関はかつて、捕鯨の基地として賑わった土地。大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)がフランチャイズにした理由です。ですが、かつての商業捕鯨のような状況はも望むべくもなく、また望むべきでもないと思います。そこらのスーパーで気軽に買えるようになる状況なんて、かえってダメ。尾の身など高級な部首はクロマグロの大トロのように高級店にしっかり流し、畝のクジラベーコンなどはある程度の流通が期待できますが。重要なのは、少量でも安定した流通が確保できること。国際的批判を浴びない、コントロールされた捕鯨とすること。

【商業捕鯨母船「日新丸」が下関に帰港 ニタリクジラなど223頭捕獲】毎日新聞 

 31年ぶりに再開した商業捕鯨のうち、山口県下関市の下関港から出航していた船団の母船「日新丸」が4日、同港に帰港し、今年の捕鯨を終えた。ニタリクジラ187頭、ミンククジラ11頭、イワシクジラ25頭の計223頭を捕獲。無事帰った乗組員を地元関係者らが出迎えた。

 「日新丸」を母船とする3隻の船団は7月1日に下関港を出港。愛知県南方海域から操業開始し、徐々に北上。7月30日に仙台に寄港後、三陸沖や釧路沖で捕獲した。下関港には肉などの製品約1060トンが水揚げされた。他2隻は4日までにそれぞれ東京、下関に帰港した。 

  • 2019.10.05 Saturday
  • 22:00

自然科学・蘊蓄

水耕栽培と魚養殖の両立工場

 コレは面白い試みですね。サーバなどの廃熱を利用して、温水を作り出してチョウザメなどを飼育、そこで出てきた排泄物は野菜プラントの肥料に。先端のハイテク産業と第一次産業の融合。この部分が進むと、農業を大手IT企業が支える構図が生まれそう。結果的に、農地解放で集約的な農業から、サンチャン農業になってしまった日本の農業が、新しい形を迎えられるかもしれませんね。農業の未来に対する、悲観的な予想が多いですが、成長産業だという声もあるわけで、それはこういう事例からも、充分にありそう。

【新潟発 水耕栽培と魚養殖の両立工場 プラントフォーム】日経新聞 

野菜と魚を同時に育てる新農法「アクアポニックス」。従来よりも大幅な省力化が期待されるこの技術を生かした植物工場が新潟県長岡市に誕生した。運営するスタートアップ企業のプラントフォーム(長岡市)は栽培・養殖した野菜や魚を直接販売するほか、技術やノウハウを売り込む。環境負荷の軽減と収益性の両立をアピールし、国内での普及を目指す。 8月下旬に完成した工場はJR長岡駅から車で15分の住宅街付近にある。広さ… [有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。 

  • 2019.10.05 Saturday
  • 21:00

自然科学・蘊蓄

次世代原子炉で遅れる日本

 第4世代原子炉はいくつか研究されており、超高温原子炉や超臨界圧軽水冷却炉、溶融塩原子炉、ガス冷却高速炉、ナトリウム冷却高速炉などが、。世界各国で研究されています。超高温原子炉は、開発がかなり進んでおり現在では実証炉の段階に至っています。一次冷却材に安定性の高いヘリウムを使用するため、現代の水を使った原子力が、暴走した時に水が分解されて水素が発生し水蒸気爆発を起こすのに比較して、安全性が非常に高いと言われます。しかし日本は中国や、諸外国より研究が遅れています。

【高温ガス炉設計、ポーランドと協力 原子力機構】日経新聞 

日本原子力研究開発機構は20日、安全性が高い次世代の原子炉とされる「高温ガス炉」の設計などでポーランド国立原子力研究センターと協力を始めると発表した。ポーランドが建設する予定の研究炉や商用炉で日本発の技術の採用を目指す。

原子力機構と同センターは、高温ガス炉の設計や燃料開発、安全評価、人材育成の分野で協力する。 

  • 2019.09.23 Monday
  • 20:00

自然科学・蘊蓄

コモドドラゴンの隠し鎧

 コモドオオトカゲ……ではなく、コモドドラゴンと呼びたいワタシ。その巨大さだけでなく、いろんな意味で規格外の部分を持つ、特別な存在ゆえに。なにしろ、コレだけ大型なのに毒を持ち、オスがいなければ単性生殖……雌だけで卵を産んで子孫を増やせ、血液が酸素を取り込む能力が哺乳類並みに高く、走り出すと子ヤギに追いつくぐらい速いという、まさに不思議な生物。加えて、皮膚の下に鎧と呼べるような層を持っているという、なぜこんな特殊な進化をしたのか、まさに謎の生物です。

【コモドドラゴンの体内に「鎧(よろい)」があることが発見される】Newsweek 

<コモドドラゴンには、鼻から尾にかけて、鱗に覆われた皮膚の下に小さな骨からできた鎧のような「皮骨」が存在することが米テキサス大学などの調査で明らかとなった......>
インドネシアのコモド島と周辺の島々に生息するコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)は、頑強な大型の爬虫類で、素早く動き、口中の毒を使ってシカや水牛などの大型哺乳動物をも捕食することで知られる。

そして今回、コモドドラゴンには、鼻から尾にかけて、鱗に覆われた皮膚の下に小さな骨からできた鎧のような「皮骨」が存在することが米テキサス大学などの調査で明らかとなった。 

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  • 2019.09.21 Saturday
  • 21:00